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2022.05.10 春の乗鞍BC ~LOCATOR96 x TRACER Bin~
皆さんこんにちは。
前回に引き続き最新ツアースキーLOCATOR 96を使った春の乗鞍岳BCの様子をお伝えいたします。
Am.8:00 入山
我々が訪れたのはのは4/28と言うことで、乗鞍高原スキー場三本滝ゲート付近からフルハイクで山頂の剣ヶ峰(3026m)を目指すこととなります。ちなみにGWスタートの翌29日からはマイカー規制が開始され位ヶ原山荘までバスでアクセスすることとなります。歩かずとも標高を上げられるので山頂がぐっと近くなります。
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Am.8:30 ツアーコース入り口
スキー場山頂からはツアーコースとしてある程度木々が整備されております。道なりに進むと森林限界地点まで行くことが可能です。ツアーコースは一見なだらかそうでだらだら登るような感じがしますがそれなりに斜度があります。
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Am.9:50 森林限界地点に到着。
山頂も近くなるため稜線や山頂付近の状況を目視で確認可能です。ここは剣ヶ峰へアタックするかどうか判断するポイントとなります。また、視界不良、強風などの悪天候時はここで引き返します。
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森林限界の先は剣ヶ峰の取り付きまで雪原が広がっており、なだらかな登りとなります。麓の避難小屋を目指します。標高2000mを超えてくるので慣れてない方は一気にペースダウンするポイントでもあります。
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Am.11:00
剣ヶ峰へ向けてハイク開始。融雪の状況次第に合わせて山頂を目指します。乗鞍岳BCはここまでは脚慣らし、ここからが本番です。
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※ロープで規制された場所は国の天然記念物雷鳥の生息が確認されている場所です。近年、自治体の皆様、研究者の尽力により少しずつ個体数の増加や繁殖の確認がされているそうです。ロープ内は保護区ですので絶対に入らないようにお願いします。
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斜度が上がり、シールが効き辛くなったためクランポンを使用しました。Tracer BinへのShift用クランポンの流用が可能です。
※Shift用クランポン装着時の注意
トゥがヒールよりも高くなり負荷がかかるため必ずヒールサポートを一段上げて使用してください。サポートを上げずに使うと、トゥのピンの曲がりやビス抜けが発生する可能性があります。破損に関しては一切の責任を負いません。
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Pm.0:30
天候にも恵まれ今年も頂を拝む事ができました。約4時間半のハイクアップです。
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1番広く長いバーンを選び、よく走るザラメ雪に恵まれ春スキー、1番の醍醐味を堪能させていただきました。前回取り上げた南志賀ツアーではなかった斜度のあるオープンバーンを滑走して新たなLocator x Tracer Binの特徴も見えてきました。
①Tracer Bin の秘密。
実は、SALOMON,ATOMICとそっくりそのままの共通ではなくARMADAのみヒールのベースプレートが延長されており踵側の剛性アップが図られております。また、トゥーピースに関してはアメア3ブランド共通ですが、他社の同類製品に比べてピンの挟み込む力が強くより一層安心感をもたらしてくれます。
②スキーがよくたわむこと。
非常にビンディングがコンパクトなため、ターン時に外力を受けて容易かつきれいにスキーがたわんでくれます。よってLocator 96への装着に関してはR=20mを超すスキーとは思えない細かいターンも可能とさせ、見た目以上に曲がりやすいセットアップとなります。
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我々のシュプール。
本来であればここで下山となりますが…
飽き足らず…
この後は夏道をハイクしボウル状の富士見沢を堪能いたしました。
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富士見沢ボトムから森林限界地点まで登り返してツアーコースを下山。上でたくさん遊んだ後に滑るツアーコースの爽快感も堪りません。
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アフタースキーは今回の案内人、奥原いたる氏がオーナーを務めるスイス様式のホテルガルニ・ローリーホフにお世話になりました。奥原氏はカービングターンの第一人者としてPro Caverの異名を持ち、カービングスキー黎明期のスキー技術の発展に大きく貢献し、現在は乗鞍高原スキー学校にてインストラクターを務めております。また古くから幾度もスイスをはじめとしたヨーロッパ各地のツアールートへ赴き、基礎スキーだけではなくバックカントリーまで幅広く精通しているレジェンドプロスキーヤーです。
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ここに宿泊する一番の楽しみはスイススタイルの食事。オーナー夫妻は何度も現地に赴き、スイス料理を学んできたそうです。建物や食事はもちろんスイス通のオーナーの人柄の良さ。コロナ渦以前に毎年スイス旅行へ出かけていた通な方達が渡航できずローリーホフに訪れているとのことです。ここは正に、日本のスイスといってもよろしいでしょう。
スキーでもアフタースキーでも非日常を体感できる乗鞍高原。
乗鞍へ夏スキーへ出掛ける皆さん、ご宿泊はぜひホテルガルニ・ローリーホフへ!!
今回も最後までご拝読ありがとうございます。
次回はスウェーデンで現在開催されているARMADA Weekの様子をお伝えいたします。お楽しみに!!