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2024.10.11 ARMADA スキーはこう選ぶ!
皆さんこんにちは。
10月に入った途端に気温も一気に下がり、季節は順調に冬に向かっている様に思える今日この頃。正規取扱店への納品も進み、各種SNSでは新しいギアを手に入れられている方の投稿も増えてまいりました。いよいよシーズン到来!という雰囲気を感じられるようになり胸の高まりは抑えられません。
とは言っても、今季のスキーをまだ決めかねている方も多いことでしょう。
今回は、ARMADAスキーの選び方というテーマのもと書き進めて参ります。我々が提唱する選び方というものは、一般的なゲレンデスキーなどを選ぶ際の考え方とは大きく異なります。
①アルマダのスキーの特徴
•ライダーと同じ道具を使用可能
なんと言っても、プロライダーと同じ製品が手に入る、使えるということが一番のスペシャリティーではないでしょうか?ARMADAの製品はライダーと開発陣が良しとしたモノが製品となり、ライダーたちもそれらを使用しております。
•自由度が高く、遊び心溢れるスキー
我々は開業時からのフリースタイル一筋、ツインチップビルダーとして20年以上歩んでまいりました。スキー作りの世界ではレーシングの世界でノウハウを蓄積し、それらをフリースタイルに落とし込む事が一般的です。対して我々は、ツインチップスキーをベースにパウダー、ツアー、フリーライド、オンピステに至るまで様々なジャンルに開発の手を広げてまいりました。フリースタイルブランドであるから作れる、自由度が高く、遊び心が溢れる乗り味のスキーが特徴的です。
ライダーズブランドや、ライダーと同じ製品を使えると謳っている以上、一見、敷居が高いと思われがちですが、そんなことは一切ありません。Demo Tourでもそのイメージと乗り味のギャップに驚かれる事が多々あります。
想像してくださいみてください。
滑走が難しいスキーで、トリックを決める。
良いトリックができると思いますか?
パークのワンメイクならまだしも、タイトなツリーでトリックする事を想像してください。
非常に危険ですよね、、、
どんなに技術の高いライダーでも、気を使わなければ言う事を聞かないスキーなんかには乗りたくないに決まっています。
全ての人にとって滑走が簡単、操作が簡単であるに越したことはないのです。
ARMADA の多くのスキーは、一般のスキーヤーのみなさんは楽しく、あたかも上手くなったかの様に滑れる。プロはさらに高度なトリック、ライディングをする余裕を獲得することができます。
一部、かなり変わったコンセプト、完全に振り切ったモデルも存在しますので、普通ではつまらないと言う方にも満足して頂けるモデルもございます。
②どこを滑りたいのか?どんな動きをしたいのか?
目的が変われば当然,、選ぶスキーは変わります。
パウダーを滑るスキー、パークを滑るスキー、ゲレンデを滑るスキー、ツアーに出かけるスキーは全くの別物でありそうですが、実は共通点も多数発見できます。ジャンルの垣根を超えた中の共通点を探ることは、ご自身がもし、”あれとこれも一台でできるスキーが欲しい”となった時にいいヒントをもたらしてくれます。なんでもしたい中にもパウダーに重点を置くか、オンピステに重点を置くかでは選択するスキーも変わってきます。目的というものは人それぞれです。〇〇用と何台もスキーをそろえることも現実的ではありません。もし、2台3台と持つのであれば性格が大きく異なるものを選びましょう。近しい特性を持つスキーを持つ必要はありません。
スキーを買いに出かけた時、あなたはどちらのタイプにするかで、まず悩むこととなるでしょう。
スキーのタイプは大きく2種類に分けられます。
・ディレクショナル
トップが反り上がり、テールはフラットの進行方向が決まっている、オーソドックスな形のスキーです。センター位置のセットバック量が大きく、有効エッジを長くとった形状で、滑走性能、特にターンを追求するスキーに採用されます。レーシング、デモモデルなど。エッジがよく食いつくので、オンピステでのカービングターンは得意ですが、逆にずれにくいためオフピステや荒れた面には弱いです。
・ツインチップ
両端が反り上がり、レギュラー、スイッチ問わずに滑走可能な形状です。初めはパークのため=遊ぶために生まれた形状ですが、今やその有効性はあらゆるライディングシーンで認められています。特徴は、センター位置が真ん中寄りで、有効エッジ長が短く、全てのスキー操作がディレクショナルと比較して容易です。また、滑走中の重心位置がセンターから多少外れても、コントロールを失い難いため、あまり気を使わなくても楽に乗る事ができます。ARMADA のスキーの多くはこの形状です。
硬派なスキーらしい滑り方をしたいスキーヤーにはディレクショナルを、自由度の高い滑りを追求したいスキーヤーにはツインチップがおすすめです。
③滑走する場所の規模とスキーの長さの関係。
皆さんスキーを選ぶとき、身長のみを気にして長さを決めていませんか?普段滑る場所の規模を考えてサイジングしたことのある方はどれくらい居らっしゃるのでしょうか?
ゲレンデ編
日本のスキー場は、コース幅が狭く、滑走距離の短いケースが多いです。ホームゲレンデが大規模な場合は除きますが、本当に長いサイズが必要でしょうか?体力と技術に自信のあるスキーヤーは大は小を兼ねることができますが、全ての皆さんに当てはまることではありません。単純に快適に楽にスキーを楽しみたいのであれば、標準よりも1サイズ下げる事も検討しましょう。男性でDECLIVITY82Tiなどのディレクショナルスキーは166cm、STRANGERは172cmを選んでいただくケースが多いです。日本のゲレンデにはショートラディウス&ショートレングスが適しております。もし、ホームゲレンデの規模が大きいのであればR=18前後のDECLIVITY92やDECLIVITY X 102などで、ロング高速ランを楽しむことがおすすめです。
パウダー編
パウダースキーの場合、JJULのような軽量スキーでは1サイズ長い物を選ぶことが可能となり、日本のボリュームサイズは男性185cmとなっております。1サイズ長い物を選ぶことでより浮力を稼ぐことが可能です。これはJJULであるからできたことであり、ARV112を選ぶ場合は重量を加味し、慎重に長さを検討しましょう。
④⑤コンディションとセンター幅の関係と流行り
センター幅は適したコンディションを決定するうえで最も重要な数値となります。一般的に、太いほど浮力は大きくなりますが操作感はルーズに、細いほど浮力が小さくなりますがシャープになります。各幅で得意なシーンが変わってくることはもちろんですが、ご自身が最もウエイトを置くコンディションがどんなものか念頭に入れて、セレクトしていきましょう。
ディープパウダー→120mm以上↓
ディープパウダーを専門に狙うためのスキーです。
パウダーの中ではこれらに勝るスキーはありません。
ARGllULやWHITWWALKER121がARMADAを代表するパウダー専用機です。
パウダー&フリーライド→110mm代↓
ゲレンデも違和感なく滑れてしまうパウダースキーとして一大ムーブメントを築いた名機JJは現代のあらゆるパウダースキーの原型となりました。そのDNAを引き継ぐ、誰もがイージーにパウダーを楽しむことのできるJJULと、ARMADA最速、ハードに攻めたいフリーライダーのためのARV112の2Topで多くのスキーヤーの要望に応えます。ARMADAの110mm代のスキーはパウダーメインのフリーライドで様々なコンディションに対応します。
オールラウンド→100mm半ば
パウダーのチャンスはたまに、どんな日も楽しめるスキーをお探しの方、必見‼
ARV&Wの106はフリーライドスキー、パークスキー、オンピステスキーの顔を持ち合わせておりオールラウンドに使用できます。ノーズの長く、低いロッカーテーパーによりオフピステやパウダーでのフィーリングが向上しました。このままパークでも遊べまてしまいます。
パーク(モダン)&ゲレンデオールラウンド 90mm~100mm半ば
最近のパークスキーは、ライン取りを意識したパークライドが主流となり、トリックの難易度よりも、アイテムの使い方、繋げ方、スキー裁きといった巧みさを表現するライダーが多くなりました。彼らはこぞって太めのスキーを好みます。ARMADAではすこし硬めのARV&W94・100、柔らかめのEDOLLO・BDOGと非常に層が厚くなっております。ゲレンデではオンピステからちょっとしたパウダーも楽しめる位置づけのスキーです。
パーク(スタンダード)→80mm半ば
トリックを極める、コンペをめざす、最短でのスキルアップを実現させるための一番の近道は、昔ながらのベーシックなパークスキーが一番です。ARV&W88はフルキャンバーのThe park skiです。これからパークに挑戦される方やユースライダーにはコストパフォーマンスに優れたARV&W84もおすすめです。
オンピステ→80mm代~90mm代↓
ARMADAのオンピステ向けスキーDECLIVITYシリーズはスキーの本質であるターンを楽しむためのスキーとして開発されました。一見硬派なシェイプですがロッカーを取り入れることでピーキー過ぎない、気疲れしない乗り味となっております。ちょっとしたオフピステや、新雪も楽しめるやや太めのカービングスキーです。
今回も長編となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さんがスキーを選ぶ際のヒントとなりましたら幸いです。
これを読んで、週末はぜひお店へ足を運んでみてください。
それではよい週末を!!