2021.04.23 春山BC特集!!!

 皆さんこんにちは。

 シーズン序盤にたくさんの雪に恵まれた20-21シーズンも早いもので終盤に差し掛かってまいりました。出だしこそはよかったものの3月は降雪も少なく不完全燃焼気味の方も多いことでしょう。
 しかし!!パウダーがなくなったからシーズン終了ではありません!!
 いよいよ春スキーの醍醐味でもある春山BCの季節が到来しました。春特有のザラメ雪の滑り心地に魅了されているスキーヤーも少なくないのではないでしょうか?

(2021/04/22 乗鞍岳BC↓↓↓)

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今回のトピックス↓↓↓
・TRACERシリーズで春山BC
・SHIFT VS TRACER TOUR
・スキーサイズの選び方
・ARMADA クライミングスキン

 スプリングシーズンに活躍するスキーとビンディングの組み合わせやクライミングスキンになどにも触れながら春山BCにフォーカスして進めていきたいと思います。*女性の方はTRACEに置き換えて読み進めてください。

●TRACERシリーズ〜春山編〜

(21-22newモデル TRACER&TRACE

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 TRACERシリーズは118CHX,108,98,88の4機種での構成。パウダーハンティングの118CHX、オールコンディション対応の108、HIKE&RIDEの98、ロングハイクの88といった様な位置づけとなっております。
 この中でもスプリングシーズンで最も活躍するのはTRACER98&88の2機種。

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 TRACER98は登って滑りまで楽しむためのスキー。
登るための軽さ、滑るために必要な重さや剛性のバランスが絶妙に整っており春山でのHIKE&RIDEのスタイルにマッチ。また、98mmのウエストと、top&tailのロッカーで春の悪雪やザラメ雪で高い操作性を発揮。アンダー100mmのウエストでシール歩行時のグリップも良い。ビンディングは滑りに特化したい方はSHIFT、ハイクにウエイトを置きたい方はTRACER TOURのセットアップを推奨いたします。

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 TRACER88はロングハイクを伴うツアーやピークハントに特化した歩くため・登るための超軽量スキー。BC経験者はご存知のとおり春山では長時間のハイクを避けては通れず、機動性が求められます。TRACER88はただ単に重量が軽いだけではなく、歩行時の板同士の干渉や雪面への引っかかりといった体力消耗につながるストレスを軽減するために緩やかなサイドカーブを採用するなど歩くための工夫がなされています。細身のためシールのグリップも非常に良いのも強み。
 TRACER88の1番の特徴でもある「機動性」を損なわないためにもビンディングは非常に軽量なTRACER TOURとの組み合わせを推奨。

●スキーサイズの選び方

1.ツインチップ
 トップとテールが反り上がっているため有効エッジ長が短く表記サイズよりも使用感は短く感じられます。特にパウダースキーのARV116JJはロッカーの始まる位置も他のモデルと比較しスキーセンターに近く、有効エッジ長がより短くなるため普段、170cm代のスキーを使用している方は185cmを選択するケースが多くなっております。
 代表的なモデル ARV,ARW,SIGNATURE

2.ディレクショナル
 レースやデモ系のスキーに採用されてる様に滑りに特化したフラットテールのスキー。一般的には、有効エッジ長が長くパワー伝達やカービング性能が高いもののフリーライディングにおいてはズラしにくく上級者向けです。ARMADAのスキーはトップとテールにロッカーを取り入れ遊びを持たせることで、スキーとしての高い性能や性質を保ちつつフリーライドに適した自由度の高いスキーとなっています。ツインチップと同感覚でサイズを決めててしまうとと有効エッジが長くなるため扱い辛いだけではなく、ズレにくいためツリーランやBCでは危険を伴う場合もあります。スキーヤーのレベルに応じて1サイズ短いものを選択するケースもあります。
 代表的なモデル TRACER,TRACE,DECLIVITY,RELIANCE

●SHIFT vs TRACER TOUR

 言わずともビンディングはライダーとスキーを繋ぐ重要なパーツです。BCにおいて切り離すことはできないHIKEとRIDE。この2要素についてARMADAテック対応ビンディングであるTRACER TOUR&SHIFTを比較しながら選び方やスキーとの組み合わせ方について解説していきます。

(TRACER TOUR&SHIFT↓↓↓)

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①HIKEに求められること
・軽量さ。
・歩きやさ。
・クランポンやクライミングサポートなどのオプション機能。

②RIDEに求められること
・高い剛性。
・高いホールド力。

 *スペックの違いや特性について下記表をご参照ください。

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 HIKE重視であればTRACER TOUR、RIDE重視であればSHIFTとなります。また、センタ−幅100mmを越えるスキーには滑走性能をスポイルしないSHIFTがおすすめです。

(例:セットアップ↓↓↓)

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●ARMADAクライミングスキン

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 オーストリア・インスブルックに本拠地を構えるBCギアブランドKOHLA TIROL製。扱いやすい粘着性と高いグラインド性能、ミックスモヘアを使用しハイグリップ&ロングライフが特徴的なクライミングスキン。先日、急登の多い乗鞍岳BCにおいてもいいパフォーマンスを発揮しました。
 ARMADAスキーのモデル毎に設定された専用プレカットスキンやどんなスキーにでも加工による取り付けが可能なマルチフィットスキンも展開しております。

最後に。
異常な雪解けが進み各方面から山の姿がGW明けの様だという声が届いております。雪があるうちに残りわずかの春山を楽しみましょう!
*感染症対策は万全に、山では無理のない安全な行動を!!

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