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2024.07.31 スキーで世界を巡る”アイスランド編”
旅するスキーヤーTKです。
日本のスキーシーンか落ち着いたこの春、7ヶ国をスキーをしながら巡りました。
そのなかで特に思い入れの強かった、カナダ編とアイスランド編をレポートする旅のエッセイ。
先月のカナダ編に続き、今月はアイスランド編を綴ります。
なぜアイスランドか
前回のエッセイで、20代前半の頃カナダ・ウィスラーに住み込んでスキー修行をしていた過去を綴りました。
この時カナダ・ユーコン準州とアラスカの北極圏のファームに一時滞在したのをきっかけに、オーロラ、白夜、野生動物、極寒の気候など、想像を絶する異世界である北極圏にすっかり魅了され、以来北極圏への旅を繰り返す様になりました。
2016年に北欧スカンジナビア(ノルウェー・スウェーデン・フィンランド)の北極圏を滑って以降、その自然環境とヨーロッパ文明の融合、フィヨルドから海に滑りこむロケーションに魅せられ、今ではすっかり北欧トリップが毎春の恒例行事に。
アイスランドは同じく北欧で、その雪山を噂で聞いてからずっと思いを募らせていた旅先であり、念願叶っての旅となりました。
久しぶりに初訪問の国。
僻地ばかりを巡って、52カ国目の旅先です。
アイスランドという国
アイスランドは北欧のなかでも僻地。
北欧スカンジナビア半島の西、北極圏直下に位置する島国です。
北海道ほどの国土に、人口はたったの38万人。
国民の80%が妖精の存在を信じているという、なんとも憎めない国民性。
街らしい街はたったの2つしかなく、道中では対向車は少なめ。
そんな国を、仲間とスキーとスノーボード満載のキャンピングカーで旅しました。
日本と同じく火山活動が活発な島国ですが、一方で緯度が高いことから国土に多くの氷河が残存し、太古のままの地球を感じられます。
もちろん、温泉も沸いています。
アイスランドという国名の通り、1年の半分は氷に閉ざされる寒冷な気候条件であり、そのうえ海に面して湿度が高いことから降雪量は多いです。
スキー場は少ないですが、国中が山岳地帯で地形は豊富なので、バックカントリースキーを心得ている方なら遊び場には事欠きません。
首都レイキャビークから、国道1号線(とはいえ道幅が狭くあまり整備も良くない)を3時間ほど車で走れば、選択肢は無限です。
道中の車窓の景色はダイナミック。
広く続く地平線に、ヨーロッパアルプスや北米ロッキー山脈のような山塊がにわかに現れます。
訪ねたのは3月後半でも、さすがに北極圏直下。
3月でも連日パウダーを期待できるし、降り積もった雪は溶けることなく極上のままで冷凍保存されています。
最低気温で-10℃、日中は0℃前後と、アラスカに比べて暖かい気温で旅に不便もなし。
日本では見たことがない形の山並みから、腰くらいの深さのパウダーを味わいながら、真っ青な北極海に向かって滑る。
白夜に傾く20時まで明るい空の下で夜まで遊び、キャンピングカーで自炊を終えた頃、空にはオーロラが輝く。
そんな夢のようなルーティンの旅です。
持って行った装備
私はBCの旅にはもれなくARMADAの『Locatorシリーズ』を装備します。
理由は汎用性の高い滑り性能と、超軽量なこと。
『Locator98 / 178cm』とARMADAのテックビンディング『Tracer Tour Bin』と合わせることで、片足1710g(カタログ値)という脅威の軽さを実現。
火星までハイクできるほどのこの軽さは、山岳行動において、とんでもないアドバンテージです。
それに加えて、あらゆるリスクを想定してギア満載で移動する海外トリップにおいては、この軽さがとても重要です。
旅の視点からその魅力を伝えるなら、フライトでの重量超過とは無縁で、旅の荷物のストレスを激減してくれる最高の相棒です。
肝心の滑り性能
コレは私見であることを前提に。
山岳系のブランドの軽量スキーは、ハイクに特化するあまり滑りが犠牲になっていることが多いです。
ところが『Locator』シリーズは超軽量ながら滑りは抜群。
ベストセラー『ARV JJ UL』の開発で培った、超軽量の芯材カルバコアとカーボンシートのギミックが、軽さと見合わないほどのリバウンドと滑り応えをもたらしてくれます。
足元が不安定な雪面において、安心感を与えてくれる大きなサイドカーブもBC専用機ならではのありがたい構造。
厳冬期のディープパウダーも。
春の地形剥き出しザラメ雪も。
初夏にバックパックに括って担いで登る残雪ハントも。
さすがフリースキーのトップシェアブランドARMADAが作ったBC専用機だけあって、ハイクだけでなくどんな滑りでも大満足の1台です。
モダン・サーフボードのようなクールでシックなデザインも、大人にハマること間違いなし。
さて、ハイクのみ得意なスキーか、ハイクに加えて滑りも得意なスキーか。
あなたならどちらを選びますか??
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BCにおいてサイドカーブが大きいことのメリット
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急斜面のハイクで足元がグリップしてくれる
ノーズとテールが自由にズラしやすくなる
不安定な雪面でターン弧が不本意にロックされず、自在にターン弧を調整できる
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ARMADAと旅するということ
カナダ編の結びでも書きましたが、ARMADAのスキーは、世界トップクラスの高機能に遊び心がクリエイティブされたマシン。
私はそんなARMADAスキーとの旅を通じて、少しでも多くの方に、世界の美しさ、自然の素晴らしさ、生きることの豊かさを伝えられたら、と願い活動しています。
形はさまざまなれど、この情熱をお裾分けさせてもらうことで、どなたかの目標や生き甲斐になってくれることを願ってやみません。
現に、大人が人目を憚らず大声で笑い、絶景に心震わせ、出逢いと別れに涙する、そんなことが日常生活にどれほどあるでしょうか?
旅にはそんな瞬間が詰まっています。
そんな、一生のなかでも貴重なスノートリップの瞬間を最高の思い出にできるか否かは、スキー次第です。
ARMADAが作るBC専用機『LOCATOR』は、その貴重な時間を300倍にアシストしてくれます。
滑ってよし、登って抜群、旅して満足のARMADA『LOCATOR』に、旅の命運を任せてみてはいかがでしょう?
きっとさらにスキーがあなたの生き甲斐になること請け合いです。
そしてARMADAと共に、いつか一緒に旅しましょう。
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セットアップの注意点とお願い
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スキーが軽くなればなるほど、ブーツとの相性、ビンディングとの相性がとても重要です。
マッチング=バランス次第で潰し合うこともあれば、相乗的に進化することもあります。
そこが狂うと、乗り手の望む指向通りに仕上がりません。
ブーツ・ビンディングとの組み合わせ、取り付け位置の相談、チューンアップ、加工など
いつからか贅沢品となってしまったスキーのお買い物や相談は、頼れるスタッフのいる安心安全な正規販売店をご利用ください。
ネット上の、知らない誰かの口コミや、得体の知れない格安サイトで、間違った買い物を犯す被害者がどうか減りますように。
河口 TKY 尭矢●かわぐち たかや
静岡県出身。新潟にいる祖父と叔父がスキー学校の校長、インストラクターをしていたことをきっかけに、幼少のころからスキーに触れる。大学に入学したのち、スキーをするためになんの身寄りもないウィスラーへ単身飛ぶ。ユーコンやアラスカへ足を伸ばし、この滞在中に「旅」の魅力に気づき、以後、同じくライフワークとしているサーフィンとともに、滑れる場所・波に乗れる場所を探して旅をしている。冬は野沢温泉のARMADA Japan Test Centerを併設するCOMPASS HOUSEでガイドやブーツフィッターをしながらベースにし、国内外を旅し続けている。
もっと詳しく知る(click!!)↓
Instagram @tky_travel_skier
STEEP掲載”旅とARMADAのLOCATOR 河口タカヤのスキートリップに欠かせない相棒”