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2022.03.17 ALL NEW LOCATOR Series
3月に入り連日春の陽気が続いております。
そろそろゲレンデからBC へシフトする方も多いのではないでしょうか?
急激な気温上昇や、急な降雪などこの時期の雪山は安定しておりませんのでリスクマネジメントをしっかり取り事故のないように楽しみましょう。
今回はそんなBC本格シーズンを前に、TRACER&TRACEの後継機で来季発売予定の全く新しいツアリングスキー"LOCATOR SERIES"についてその詳細に迫っていこうと思います。
・特徴
①超軽量
おなじみの超軽量カルバコアと1.7Light Weight Edgeにより驚異的な軽さを実現いたしました。一番太い112の180cmでその重量はなんと1500g(1/2ペア)。その軽さはさらに遠くへライダーを導きます。
②滑走性能の高さ
軽さと滑走性能は従来の概念では相反するものとして考えられておりました。カルバコアをカーボンで補強することで、軽量なままで滑走に必要な剛性、反発、フレックスを手に入れました。HIKE&RIDEのスタイルでよりプッシュしたライディングが可能です。ただ単に軽いスキーではありません。
③ハイクに配慮した工夫
大きめのラディウスはBCシーンでの滑走にマッチしているだけではなく、歩きやすさも考慮されております。またテールにはシールクリップのセンタリングが自動的にされるバットテールセルフセンターテールクリップデザインが採用されスムースなシール脱着が可能です。
④ユニセックスコンセプト
前作のTRACER&TRACEのようなメンズ・ウイメンズモデルの概念を取り払いLOCATORはユニセックス仕様となりました。幅広いサイズラインナップにより様々な体格、スタイルにマッチした一台をお選び頂けます。
・SPEC&SIZE(TIP-WAIST-TAIL/RADIUS/WEIGHT/LENGTH)
・134-112-126 / 22m / – / 166cm
・135-112-127 /23m / – / 173cm
・136-112-128 / 24m / 1500g / 180cm
・137-112-128 / 26m / – / 187cm
112はロングハイクでさらに奥地のディープパウダーハントをするために開発されました。180cm(1500g)という超軽量スキーでありながらもカーボンでパワーアップを図ることでパワフルなエッジングと高速滑走を可能とする強さを兼ね備えております。また、浮力を発生させるワイドなトップを有しながらもキャンバーアーチを低く設定することでディープパウダーをハイスピードで滑走することが可能となりました。またラディウス20mオーバーのスキーとは思えない取り回しの良さも112の特記するべき特徴です。ハイク&ライドをさらに極めるスキーヤーをネクストレベルへ導くBC最速スキーに違いありません。日本国内でメインサイズとなるのはメンズで180cm,ウイメンズで173cmではないでしょうか。
・SPEC&SIZE(TIP-WAIST-TAIL/RADIUS/WEIGHT/LENGTH)
・129-104-121 / 20m / – / 162cm
・130-104-121 /21m / – / 170cm
・131-104-122 / 22m / 1425g / 178cm
・132-104-123 / 23m / – / 186cm
名機TRACER108の後継機にあたる104は、あらゆるコンディションで高いパフォーマンスを発揮するオールラウンドツアースキーとして位置付けられております。ソフトバーン、ハードバーンが混在するBCエリアにおいては、パウダーでの浮力と素早く力強いエッジングが可能なレスポンスの良さが必要不可となります。104mmという最も汎用が効くウエストと、カーボン由来の力強さで不安のないライドを実現いたしました。状況に左右されやすく不確定要素の多いBCだからこそライドにおいて汎用性の高い104はライダーにとって最高のパートナーとなるでしょう。ハイク&ライドのスタイルでよりライド性能を特化したいライダーは104で間違いありません。日本国内でメインサイズとなるのはメンズで178cm,ウイメンズで162cm~170cmではないでしょうか。
・SPEC&SIZE(TIP-WAIST-TAIL/RADIUS/WEIGHT/LENGTH)
・124-96-114 / 18m / – / 157cm
・125-96-115 /19m / – / 164cm
・126-96-116 / 20m / – / 171cm
・127-96-117 / 21m / 1350g / 178cm
・128-96-118 / 22m / – / 185cm
96はハイク&ライドのトータルバランスで最高のパフォーマンスを発揮いたします。ハイク&ライドのスタイルでよりハイク(機動性)に特化したいライダーは迷わず96を選択すると良いでしょう。ハイク時にしっかりとシールがグリップするアンダー100mmのセンターで歩きやすく、キックターン等のBC特有の動作もスムースに行うことが可能です。小さな消耗の積み重ねが結果を左右し、ライドの余力を残さなければならないロングツアーにおいて、無駄な体力の消耗を抑えられることは大きなアドバンテージとなります。滑走性能についてはシリーズ中最もエッジングレスポンスと足元の安定性のトータルバランスが良く、アイスバーンにおいてもしっかりとスキーコントロールが可能で、よりシビアなコンディションであっても安全なライドをサポートいたします。また、新雪をキャッチしやすいトップとセットバックされたセンターによりウエスト96mmのスキーとは思えない浮力を発生させ、パウダーライドもこなすポテンシャルを秘めております。日本国内でメインサイズとなるのはメンズで171cm~178cm,ウイメンズで157cm~164cmではないでしょうか。
・SPEC&SIZE(TIP-WAIST-TAIL/RADIUS/WEIGHT/LENGTH)
・114-88-107 / 18.5m / 1050g / 152cm
・115-88-108 / 18.5m / 1125g / 162cm
・117-88-109 / 18.5m / 1225g / 172cm
・118-88-110 / 18.5m / 1350g / 182cm
88はライダーをより速く、より遠くへ導くべく超軽量ロングツアーリングスキーとして開発されました。シリーズ随一の高い機動力に加え、カーボン使用により前作トレーサー88を遥かに超える滑走性能を手に入れたロケーター88の誕生により、軽量化のために滑走性能を犠牲にする時代は終焉を迎えました。細く、強く、より厳しい環境の中で生き抜くための究極モデルです。日本国内でメインサイズとなるのはメンズで172cm~182cm,ウイメンズで152cm~162cmではないでしょうか。
・ビンディングとの相性について
LOCATOR88→TRACER Bin(フルピンタイプ)
LOCATOR 96→TRACER Bin or SHIFT
*ハイク重視であればTRACER Bin、ライド重視であればSHIFTがおすすめ。
LOCATOR 104,112→SHIFT
*機動性重視でフルピンタイプも選択肢に入ります。
次回ブログではLOCATOR96&TRACER Binを用いたロングツアーの様子について綴りたいと思います。お楽しみに!!
・DEMO TOURについて
お正月明けにスタートしたDEMO TOURもいよいよ最後の会場となりました。
今週末は神立スノーリゾートでお待ちしております。今回、ブログにて取り上げたLOCATORシリーズもございます。
下記URLより事前エントリーをお願いいたします。