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2023.09.29 AR.Japan Family NZ Trip x New ARV&ARW
皆さんこんにちは。
9月ももうすぐ終わり、スキーシーズン開幕がすぐそこまでやってきております。
新しいシーズンに向けた準備はお済みでしょうか?
ARMADA商品の入荷も進み、オンラインストアの商品情報も日々更新しております。
店舗での取り扱いが少ない商品やカラーなど、手に入らないと諦めかけていた皆様、ぜひ一度ご覧ください。
オンラインストアはコチラ
また、シーズン中、命を預けるスキーやビンディングのチェック、メンテナンスも万全でしょうか?これからの時期、チューンナップやパーツの取り寄せには1ヶ月以上かかるケースも珍しくありませんので、気になる店は早急にプロショップへご相談ください。いつでも滑りに出かけられるよう準備を進めましょう!
南半球NZ(ニュージーランド)では一足お先に23/24シーズンがスタートしております。今年はコロナウイルスが落ち着き、数年ぶりの自由な夏となり、SNSなどからもわかるように多くの日本人スキーヤーがNZでシーズンを迎えております。ARMADA Japanからも藤井源、桐山菜々穂、佐藤可崇の3名がNZ遠征へ出かけました。パークスキーヤーにとってNZは世界最先端の空間と言え、世界中からトップライダー、ムービースターが集結する南半球のフリースキーの聖地と言えます。そんな環境下で過ごした3名のスキーヤーよりNZでの大会・イベント参戦記、世界的なマテリアルの流行やフリースキー事情についてのレポートが届きましたのでお伝えしてまいります。
WintergamesNZ “Obsidian” x 藤井 源
Q1.NZで参加したイベントや大会について
私はこの夏、Wintergames NZより招待を受け、NZへ渡りました。スキー&スノーボード混合、招待制コンペであるObsidianはteam Oceania,Europe,America,Asiaの4チームで戦い、種目はBigair , Park jam , Freerideの3種目を行い勝率が高かったチームが勝利という形式となっています。この大会には私、藤井源とARMADA Japan チームメイトの桐山菜々穂がアジアチームの一員として参戦しました。
Day1 Big Air
テーブル約25mのビッグキッカーで開催されたBig AirではAsia Teamが予選を1位通過いたしました。この先の決勝競技の評価基準は高回転、高難度のベストトリックを1本、スタイルジャンプ=スタイルのある低回転を1本の計2本の総評で競います。決勝ではSwitch triple cork 1620をメイクし92pointをスコアしましたが、スタイルジャンプでハイポイントを得る事が出来ず、惜しくもAsia Teamは4位でフィニッシュとなりました。Switch triple cork 1620の映像はコチラ!!
Day2 Park Jam
パークジャムはジブメインのパークで行われました。アイテムの使い方や魅せ方が重要なセクションでハイレベルな戦いが繰り広げられました。その中でSwitch270 in Back misty 630 outをメイクし、参加ライダーの中で最も高ポイントを記録しました。攻め切れたこと、それらが評価され大きな自信となりました。Park Jamの様子はコチラ。
Day3のフリーライドはDNSとなってしまいました。そしてこの大会は、ARMADAのMax Maffottを擁するアメリカチームが優勝しました。
今回の大会の総評としては、トップ勢に刺さって行けた事はや、苦手意識のあったJIBセクションで最大限のパフォーマンスを発揮し、それらが評価につながったことは私にとって大きな自信となりました。しかし、まだまだ世界と戦うためには不足している所がたくさんあります。日本に帰ってから突き詰めてワールドカップシーズンに向けてしっかりと調節していきたいと思います。これからもどうぞ応援宜しくお願いいたします!
ARMADA本国サイトに掲載されたプロフィールもぜひご覧ください!
Q2.NZのパーク事情について
今シーズンは雪も少なく、10月頭には雪が保つか分からないと言われているくらい雪が少ないです。そのため例年に比べると、ジブの数も少なくジャンプのサイズも一回り小さいように感じました。しかし、コロナウイルスが落ち着き、自由な渡航ができるようになった今シーズンは、海外から色々なライダーやフィルマーが集まっており、パークは賑やかでスキーだけでなく色々なコネクションを作るいい機会となりました。
Q3.世界的なパークスキー(板)の流行、使用マテリアルと選び方について
世界的に流行しているパークスキーはセンター90〜96くらいのロッカースキーが流行だと考えます。Armadaから新しく出るArv94はここカードローナでも多くのライダーが使用していて実際に私も使用しております。
ARV94はフレックスが丁度いい柔らかさでノーズバター、テールバターがしやすいです。板のTOP&TAILは柔らかめですがARV96よりも反発が強い芯材が使われているので、ノーリー、オーリー、そしてカービングでもしっかりと反発の得られるいい板だと思います。遊べる柔らかさの中に、キビキビとしたレスポンスを感じられる全く新しいスキーであると言えます。
サイズ選び
私は自分のジャンプや動きを大きく見せたいので自分より5cm長い178cmを使用しています。
取り付け位置
昨シーズンまでは-1.5cmでしたが今シーズンからドセンターに取り付けしてもらっています。
スイッチでビッグジャンプを飛ぶ時の安定感が少し出たようにも感じています。
普段、コンペ余に使用するのはARV88です。フレックスはこれまでのarv86に比べて、硬くなったというよりかはハリが増して反発が良くなったという感触です。フルキャンバーになった事によってジャンプを飛ぶ時の安定感が増しました。そして何よりも前回のarv86に比べてとても軽くなっています。このことにより、より回転数が多く、難易度の高いトリックをメイクできるようになりました。The ベーシックなパークスキーですのでトリックを最短で習得したいパークスキーヤーはぜひ履いてください。サイジングや取り付け位置についてはARV94と同様です。
新しいARV88&94は軽さと耐久性に優れたスキーです。これから始めたい初心者のスキーヤーから、世界を目指すスキーヤーまで幅広い層におすすめできるスキーであると思います。New ARV88&94は上達への近道です!!
コンチネンタルカップ&Obsidian x 桐山菜々穂
Q1.NZで参加したイベントや大会について
小雪によりハーフパイプが作れず、8/12にリマーカブルスで行われたスロープスタイルのコンチネンタルカップに出場いたしました。ハーフパイプに転校後、5年ぶりのスロープスタイルの大会で2位を取ることができました。フラットライトで難しい状況できっちり決められたことが点数に繋がりました。
9/9〜13には藤井源と共にObsidianに出場いたしました。リマーカブルスの大会結果から、インビテーションが来て出場が急遽決まりました。ビッグエア、レールジャム、ヘリアクセスでのフリーライドと全て初めてのことで、世界のトップライダーと同じ場所に立てたことはとても良い経験になりました。この大会に参加して、もっともっとスキー全ての総合的なスキルを上げたいと、自分のスキーを見つめ直すきっかけにもなりました。最後に、一緒に参加した藤井源のビッグエア、レールジャムがやばかったので、映像をぜひチェックしてみてください。
Q2NZのパーク事情について
今年は活動拠点をNZに移し、カードローナスキー場のオープンから滞在しております。最初はかなり雪も少なく、ライダーはあまり集まらないかと思っていたが、世界ジュニア選手権、Obsidian、ジョシーウェルズインビテーショナルと大きな大会にむけて有名トップライダーが集まってきました。世界で戦うライダー等は常に雪上にいられる環境を求め、世界中の雪のある場所に集まります。8月、9月はまさにNZが熱いタイミングです。
Q3.世界的なパークスキー(板)の流行、使用マテリアルと選び方について
センター90mm越えの少し前だとパークでは太いと思われてたスキーを使用するライダーが多くなってきております。ロッカーのスキーがほとんどです。
主にハーフパイプで使用しますのでフルキャンバーのARW88を使用しております。氷のように硬いパイプでは、エッジのホールド力や非常に重要です。また、限られた規制区間内でしっかり板を走らせなければ高く飛ぶこともできませので、細身でスピードが乗りやすい点は大きなメリットとなります。軽量かつ高反発であり、エッジグリップを最大限発揮する最新構造”w3Dgewall”が搭載されているので競技特性にも非常にマッチしております。今の流行りのスキーとは少し違うタイプにはなりますが、ビッグキッカーやテクニカルなことをする、上達を目指すのであればこのスキーがおすすめです。
世界ジュニア選手権・コンチネンタルカップ x 佐藤 可崇
私はこの2シーズン、夏の活動拠点をNZに移してトレーニング、大会に出場しております。今年は雪が少なく、ハーフパイプの大会がキャンセルとなってしまい、スロープスタイル・ビッグエアの大会に参加いたしました。リザルトは下記の通りで、良い結果を残すことはできませんでしたがコンペで確かな経験を積むことができました。更なるレベルアップを目指し残りのシーズンを過ごしたいと思います。
ARV88は初心者から上級者まで幅広く活躍できる板です。劣悪な環境でも頑丈で取り回しのしやすい板なので、すごく信頼できます。この板を使用して、大会に出ていますが乗り心地が良いので技にフルコミット出来ます。ジブ、ジャンプでも、スイングウェイトが軽いのでスピンイン、スピンアウトが快適にできます。個人的にデザインが好きで、スキーにモチベーションが上がります。自分はARV88でバターをするのが好きで、バターをする時の板の反発がとても好きです。ランディングは特に意識していて、板がランディングにピタッとハマるので、気持ちいいです。
NZのパーク事情
世界各地からほとんどの選手が集まって練習しています。アイテムの大きさは日本に比べて2倍の大きさです。多くの選手がアルマダを使用しております。女性も男性も同じくらいのスキー人口で、スキー場利用者はほとんどがパークスキーヤーです。
ARVシリーズプロダクト詳細情報は下記よりご覧ください。
All New ARV&ARW Vol.1
All New ARV&ARW Vol.2
皆さんいかがでしたか?実際に使用する現役選手より生の声をお届けいたしました。ARMADAにとってパークスキーの開発・製造は創業当初から行なってきており、今に至るまで全てのスキー開発のベースになっております。多くの方々に愛されるARMADAのフリーライド・BCスキーの随所にパークスキーの面影があることも我々が作るスキーの特徴です。
10/13-15AREA UNITE開催!!
Mighty Jamming Film Works(MJFW)を率いる西尾 裕之 氏らによるSnow Movie&Music Live&Work Shopイベント”AREA UNITE”が、10/13-15の三日間、長野県小谷村 Matka OTARIにて開催されます。巨大スクリーンで最新スノームービーを、全国から集まる雪山を愛する仲間等と共に楽しみませんか?ARMADAライダーBullの最新映像に加え、アノ方のスペシャルムービーが見られるかも?最新情報はMJFWのInstagram(@mighty_jamming_film_works)よりご確認ください。新しいシーズンの最高のスタートをココできりましょう!!