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2024.11.15 現代のスキーには現代のビンディングを。
皆さんこんにちは。
11月も半ばとなり、いよいよシーズンの開幕が近づいてまいりました。
もうひと冷え込みが必要な状況ではありますが、人工雪のゲレンデがオープンするなどシーズンインの知らせも届いております。今年は、一気にドカ雪で開幕しそうな予感もしますので準備は万全に!明日降ってもすぐに出かけられるよう備えましょう。
フリーライドライダー後藤悠子も軽井沢にてシーズンイン。アルペンスキー競技で全日本チャンピオンの実績を持ち、ハイシーズンはARV112やDECLIVITY X 108といったメンズサイズのスキーを操る彼女ですが、シーズンイン時はRERIANCE82Ti 166cmでスキーの基本的な操作、乗り方のチェックを怠りません。スキーに乗れるように、シーズン頭に確認することで、シーズン中のパフォーマンス、満足度もグッとアップします。我々のスキーは遊びにすぎませんが、基本がしっかりしていればしている程、できること、楽しみが増えるということを忘れてはいけません。
さて、前置きが長くなってしまいましたが本題に進みます。
今回は”現代のスキーには現代のビンディングを”というテーマでビンディングにまつわる内容をお届けいたします。
”進化の止まらないスキー開発”
昨今のスキーの著しい進化は緩まる気配全がくありません。毎年、想像を超える新テクノロジーや革新的な商品をラインナップしてくるARMADA開発陣には、いつも驚かされます。これはファンの皆様も同じように思っていることでしょう。これからも止まることなく進化し続ける事でしょう。
”スキー選びの概念の変化”
年々、スキー場で良く目にするスキーのセンター幅が広くなっていっていることに気づいている方も多いことと思います。パークシーンで考えると10年前はセンター80mm半ばのものが鉄板でしたが、最近は100mm代がトレンドです。パウダースキーに関してはJJULのような110mm半ば、汎用性が高いモデルとしては100mm半ばのスキーが有効的と、日本のスキーヤーによるスキー選びに対する概念が大きく変化しました。
”現代のスキーに合ったビンディングの必要性”
スキーの進化とスキー選びに対する概念の著しい変化に対して、ビンディングの進化は非常に遅れていた。多くのフリースタイル向けのビンディングが存在し、マイナーチェンジを繰り返しブラッシュアップしておりますが、その基本設計は大きく変わることなく、10数年前のままとなっているものがほとんどです。スキーと人をつなぐ唯一のパーツ”ビンディングがこのような状況でいいのでしょうか?我々は、現代のスキーに適合するビンディングの開発が急務であると認識し、STRIVE シリーズのプロジェクトをスタートしました。
”Sumarry”
①ワイドなスキーへの対応
スキー表面とビンディング底面の接する面積を従来機種よりも多くとっております。特にAFDプレートをワイド化し、太いスキーであってもしっかりとパワー伝達しスキーコントロールすることが可能です。まるでスキーが少し細くなったかのような、安心感のあるエッジグリップと切り返しの良さを体感いただけます。
②フレックスの阻害防止構造
写真赤線横に続く溝が肝です。トゥーピースが2ピースで構成され、スキーのたわみに追従して、矢印部分のピンを支点に可動するような構造となっております。そのため、①で述べたスキーとビンディングが接する面積が増えたとしても、スキーのたわみを阻害することはありません。むしろ、従来機種よりもスキーのたわみが簡単に大きく出るので、よりターンがしやすくなっております。
③低重心化
図からわかるように従来機種であるWARDEN,STHと比較し、圧倒的な低重心化を図ることで、スキーとビンディングとの一体感がぐっと増しました。縦バネ式でありながら横バネ式のようなスイングウエイトの軽さも、この低重心化で一体感が増したことによる賜物です。
*A:ブーツ底面とスキーの距離が近いことで重心が低いと解釈しているケースを頻繁に耳にしますが、B:ここでの低重心というのはトゥピース(物体)が持つ重心の位置がスキーに近いことを意味します。そのためAに該当する商品であっても一概にBとは言えません。
”縦バネ・横バネとは?”
・縦バネ式(アルペンレース用のビンディングは100%縦バネ)
メリット:高速域での振動・衝撃に強く、トゥーピースとスキーの接する面積を増やせるため足元の剛性を高め、パワーロスを軽減し、エッジグリップを高める。
デメリット:スイングウエイトが重い。スキーのセンター付近のフレックスが出にくい。
・横バネ式(フリースタイラーに大人気)
メリット:トゥーピースがコンパクトでスイングウエイトが軽く、トゥーピースとスキーの接する面積が少ないためノーズ側のフレックスが出やすい。軽量に作れる。
デメリット:足元の剛性感が弱い。
つまり滑走性に対しては縦バネが有効、フリースタイル(あそびやすさ)に対しては横バネが有効ということです。
④軽量
スキーの軽量化が進む時代に、ビンディングも軽くなくてはなりません。
STRIVE14は1/2ペア980g
フリースタイル系ビンディングとして申し分のない重さです。
⑤コストパフォーマンス
最新設計のビンディングでありながらコスパにすぐれお得感のあるSTRIVE。
STRIVE14で33000円と昨今の市場状況をふまえると非常にお求めやすい価格となっております。
ラインナップ
STRIVE16:エキスパートスキーヤーや、DECLIVITYやARV112など剛性の高いスキーと相性抜群です。
STRIVE14:レベル問わずに使用いただける、もっとも中心的なモデルです。
STRIVE12:女性や大人規格のブーツをはくユースライダーへおすすめです。
*STRIVE16&14MNはトゥピースにコバ高さ調整機構のついたモデルで、様々な企画のブーツにアジャスト可能です。
皆さんいかがでしたか?
スキーほどビンディングを気にされる方は少ないと思いますが、非常に大切役割を担うパーツです。STRIVEは現代のスキーに対応するとともに、スキーが本来持つ性能をより引き出せるよう細部まで設計にこだわりました。あなたがすでに持っているスキーにSTRIVEをつけるだけできっと別物に化けます。STHとの比較テストでも、別のスキーに乗っているかと錯覚したことを鮮明に覚えております。そして、近年、ビンディング展開をしていない多くのフリースキーメーカーさんの間でもSTRIVEは注目の存在です。ビンディングに迷ったら、迷わずSTRIVEをお選びください。現代のスキーには現代のビンディングが必要です。
【告知】DEMO TOUR 2025
今シーズンも下記日程にて、試乗会を開催させていただきます。最新のARMADAスキーを試す最大のチャンスです。ぜひ、スキーへ出かけるスケジュールに組み込んでいただければと思います。
【開催会場】
2024
■長野 野沢温泉スキー場:12月21日(土)~22日(日)
2025
■北海道 札幌国際スキー場:1月18日(土)~19日(日)
■岩手 安比高原スキー場:1月25日(土)~26日(日)
■岩手 夏油スキー場:2月1日 (土)~2日(日)
■兵庫 ハチ高原スキー場:2月8日(土)~9日(日)
■岐阜 高鷲スノーパーク:2月15日(土)~16日(日)
■新潟 神立スノーリゾート:2月22日(土)~23日(日)
■群馬 川場スキー場:3月1日(金)~2日(土)
■長野 野沢温泉スキー場:3月8日(土)~9日(日)
開催時間: 10:00~15:00【全会場共通】
*コンディションにより開催時間を前倒す可能性がございます。
参加費:無料
持ち物:顔写真付きの身分証明書
エントリー方法:次回メルマガにて受付サイトを公開いたします。