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2025.05.16 春はBCツアー“南志賀Traditional Trail Tour”
みなさんこんにちは。
あっと言う間に5月も半ば。今年は久しぶりに長いシーズンを楽しめたのではないでしょうか。
春シーズンも前半戦が終わり、後半戦に突入。梅雨が始まるまでは残雪を求めに出かける方もいらっしゃることと思います。我々も春シーズンは、南志賀高原、小谷、立山とめぐってまいりました。今回は、“南志賀Traditional Trail Tour”の様子をお届けします。

南志賀エリアではスキーが日本に伝わった当初から、移動の手段としてスキーを活用する生活文化があり、長野県と群馬県を行き来していたようです。その中で、山スキー、今でいうBCのような遊びとルートも確立されました。しかしながらそのルートも一度は途絶え、消えてしまいました。
山田温泉の老舗旅館 風景館の主、関谷小一郎氏が率いる”Yamaboku Project”のチームが古からのヤマボク→渋峠→万座温泉→七味温泉ルートを復刻し、現代のスキーで巡る“南志賀Traditional Trail Tour”を開催しております。全行程は一般ツアーでは4泊5日かかるロングルートです。前回(コロナ禍前)、訪れた際はツアーの後半行程の渋峠→万座温泉→七味温泉(総移動距離約20キロ)を経験しましたので、今回は前半となるヤマボク→笠岳→渋峠ルートに出かけました。過去の記事はこちら

この日使用したスキーは、LOCATOR104,LOCATOR96,STRANGER。ガイドの関谷氏はテレマークスタイルで、この日はLOCATOR104を使用しておりましたが、112、96も状況に応じて使い分けております。STRANGERにはSUMMIT9、LOCATOR96にはTRACER TECを搭載して出かけました。定番商品はもちろん、専用モデル以外の商品の可能性も探ります。当日の前半は硬くパックされた斜面のトラバースなどが多く、ラディウス、フレックス、トーションの三要素は滑走時だけではなく、ハイク時の快適性、機動性にも大きな影響を及ぼしていることを身をもって体感する結果となり、LOCATORに分がありました。雪が緩みさえすればSTRANGERでのBCも面白味の多いものとなります。やはり、複数台所有しているのであれば使い分け、一台でカバーするのであれば専用機を持つのがベストかと思います。

このエリアのシンボルの一つでもある笠岳。我々はヤマボクをスタートし、写真右側よりトラバース&写真中央のツリーを滑り降りました。ここから少し歩き熊の湯スキー場を経由し、横手山へ。

横手山山頂へはリフトアクセス。そこから渋峠、芳ヶ平を目指します。写真中央の尖った山が我々が越えてきた笠岳です。ここから見ると随分遠くからやって来たように見えます。スキーの起源は移動の手段です。こんな距離、スキーを履いていなければ移動などできませんよね。スキーは偉大な発明であり、我々に様々な景色を見せに連れって行ってくれます。

日本国道最高地点から芳ヶ平を眺める。芳ヶ平は横手山スキー場からの容易なアクセスで、このエリアのBCといえばお馴染みの場所です。雪も多く残りやすい場所でシーズン遅くまでスキーを楽しめる貴重な場所の一つです。近くには活動中の火山、草津白根山もありますので火山ガスなどの注意情報や立ち入り制限区域をしっかりと確認して入山しましょう。

この日の芳ヶ平は、前日までの寒気の影響で下地は締まっているものの、表面は春らしい雪質で良く滑り、ストレスフリーなライドを楽しむことができました。やはり標高2000m以上のエリアの雪質は別格です。このエリアはツリーの数も少なくメローなツリーランと木の生えていないオープンバーンを滑走することが可能です。
この後は、熊の湯スキー場山麓へ戻り一泊。翌日、来た道を戻り、タコチコースを経由し山田温泉へと戻りました。今回のツアーは未だ我々が経験したことのなかった“南志賀Traditional Trail Tour”の前半行程を経験することができました。このエリアにはまだ見たことのない景色がたくさんあることでしょう。皆様もぜひこのツアーに挑戦してみましょう。
こちらのツアーに関するお問い合わせは山田温泉 風景館(公式HP)へお願いいたします。
さて、ここからは皆様へ役立つ情報を配信してまいります。
①TRACER TEC x クランポン

SHIFT用のクランポンの使用が可能です。ただし、トウピースへの負荷を軽減するため写真のようにヒールサポートを常時、一段使用する必要がございます。

クランポンはシールが効きにくくなる春BCの救世主です。無駄な神経、体力を使わずにサクサク安全に、楽に登りましょう。クランポンのあるなしで一日の疲労感は大きく変わります。
②NEWバックバック”DEVO 32L”

この秋、新しいBC用バックパックの販売がスタートします。フィット感がとてもよく、一日中、快適に背負っていられます。容量は32Lですが、非常に収納力が高く、表記よりも少し大きく感じられます。

アバランチギア、シール、ミッドレイヤーx2、ハイドレーションバック、ゴーグル&スペアレンズに加えて今回は一泊2日分の着替え、WAX、工具類も携行しておりました。外側についている黒いネットは、ヘルメットを収納したり、ハイク中にシェルを収納することが可能です。

カラーはShadow。
単色系ウエアにアクセントとしていかがでしょうか。

定番のBlackはこちらです。
オールブラックで渋くコーディネートするのも良いですね。
ARMADAファン注目のアイテム!
販売スタートまで今しばらくお待ちください。
*次回予告”AR ONE” Ski Boots

次回は、遂にARMADAブーツAR ONEの全容を公開いたします。今までに存在しなかった、第3のブーツがこの秋、発売開始となります。どうぞご期待ください。

2ピース構造と3ピース構造の融合と足首の強固なホールド。ARMADAらしいオリジナリティと斬新な発想で従来の概念を打ち壊すスキーブーツが誕生いたしました。
今年のオフシーズンはブログの配信回数を増やしてまいります。
皆様に、より細かく、たくさんの情報をお届けいたします。
それでは次回配信もお楽しみに!
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