2025.07.04 最近のスキーのトレンドとは?

みなさんこんにちは。

6月中は各地にて展示会が開催され、会場へ足を運んでくださった皆様、製品をご成約いただきました皆様、誠にありがとうございました。また、ユーザー様目線での貴重なご意見を頂いたり、ギアや昨季のスキー談義であったりと、大変充実した6月となりました。ありがとうございました。

さて、前回まではBCやパウダーに関する内容をお伝えしてまいりましたが、今回のブログでは最近のスキーのトレンドということで、シーンをスキー場の中に戻したいと思います。ARMADAといえばパウダースキーのイメージが最近では強くなっておりますが、ゲレンデを中心としたオールラウンド系、パーク系のモデルも非常に支持率が高いことを忘れてはいけません。最近ではフリースキーヤー=ARMADAではなく、基礎やレジャースキーを楽しまれている皆様からオールラウンドモデルとしてARVシリーズを筆頭に注目が高まっております。

最近はどんなセンター幅のスキーが人気か?

(ゲレンデ編)
スキーを選ぶ際に、1番気にするのはスキーのセンター幅ではありませんか?古くからのフリーライダーの皆様は既に、滑るシチュエーションに合わせてスキーの太さをチョイスしているかと思います。しかしながら、各スキーヤーの持つバックボーン(レース、基礎、フリースタイル、フリーライド)によってはスキーの幅を選ぶ際の概念というものが大きく異なってきます。近年は、90mm半ばから100mm半ばのスキーを汎用性の高いモデルとして、バックボーンに関係なく選ばれる傾向にあります。25モデルよりARVはシンプルな新色CLEANがラインナップに追加され、そのシックなデザインと性能で様々なジャンルのスキーヤーから注目されております。

24シーズンの試乗会で最も、火が付いたスキーといってもいいのではないでしょうか。何が得意というわけではありませんが、パウダーもグルーミングもパークも、あらゆる場所を一台でカバー可能な真のオールマウンテンツインチップです。112をそのまま細くしたようなシェイプが特徴的で、ティップとテールは前作よりもしなやかで、長く低いロッカーラインを持ち、パウダーでは浮き、プレスもバターもお手のものです。固いコンディションであっても W3DGEWALLが安定したグリップを発揮し、気持ちの良いカービングも可能です。どんなコンディションになるかわからない日こそ、106が本領を発揮します。

加えて25より登場する、ARV 106の基本構造はそのままでメタルを搭載したZERO ARV106 Tiは一般的なカービングスキーになれたスキーヤーの皆様からも高評価を得ております。

ここ数年最もDEMO TOURで聞くワードは”センター100mmのスキー探しています。”ゲレンデスキーヤー、パークスキーヤー問わずに聞かれることの多い人気者といえばARV100です。スキーとしての滑走性能と、パークスキーとしての遊びやすさのバランスが整っており、ジャンルを問わずスキーヤーに愛されているモデルです。
ゲレンデシーンでは細いスキーから乗り換えても太すぎないため、スキーに慣れるスピードも早いせいか、とりあえずオールマウンテンといったら100mmという声も多く耳にします。初めての太めのスキーに不安な方は100mmからスタートしてみるのもいいかもしれません。
パークシーンでは”最近の流行のスタイル”ということで100mm中心に、スキーの幅を検討するケースが多くなっております。そこまで複雑なトリックはしないが、メローにスタイリッシュにパークを流したいという方は太めを選ぶ傾向にあります。ARVシリーズは太くなればなるほどスキーとしての基本性能も高くなりますので、パークだけでなくフリーランも楽しみたいという方に、ちょうどバランスの取れたモデルといえます。

(パーク編)
25モデルは数々のARMADAスキーのデザインを手がけたMAD STEEZが復帰し、どこか懐かしいグラフィックとなっております。CLEANと同構造、2パターンのカラーでお好みに合わせてチョイスできるようになりました。最近のパークシーンでは90〜100mmのスキーが流行しております。ARV94や100(前段落参照)がそれに該当します。10年前には90mmですら太いと言われていたにもかかわらず、流行は大きく変化しました。

最近のパークは、まっすぐ滑って、ジャンプやジブに入るだけではなく、フリーランの要素も取り入れつつ、パークを流しながら縦横無尽にアイテムを楽しむスタイルに変化してまいりました。一つ一つのアイテムでの複雑なトリックというよりも、流しで、パーク全体をいかにかっこよくまとめられるかが焦点となっております。そういった背景から、足元を作りやすく、バターなどの小技を効かせたルーズなスタイルへの変化と共にスキーも太めを選ぶようになりました。しかしながら、コンペを目指したり、技の最短習得を目指す皆様には、ARV88やジュニア&エントリーにはARV84がおすすめです。

競技用としても使用可能なARV88の角を落としたかのようなARV96は、メロウなトリックから高回転スピンまでこなしてしまう、パークの中のオールラウンダーです。やや柔らかめのフレックスに設定された94は、バターやプレスに優れたバランスで、大きなセクションでも自信を持って使える安定性と反発を備えています。ポプラコア、アッシュバインディングインサートと独自のw3Dgewall構造と組み合わせることで、耐久性を最大限に高め、より良いパフォーマンスが長持ちするスキーに仕上がっております。パーク、ゲレンデ問わず今っぽいやや太めのスキーを履いてみたが、100㎜では取り回しが心配という方は迷わずARV94です。

もっともオーソドックスなパークスキー。現代には珍しい昔ながらのフルキャンバーとなっており、パワーロスなく力を伝達することが可能です。パークやパイプのアスリートに愛用されている、ベーシックでありながら最高峰な一台です。トリックマスターの最短ルートをかなえるのであればARV88で間違いございません。硬いオンピステでのカービングやコブにも強いモデルです。

未来のジュニアスキーヤー、これからスキー&パークを始めたい方にお勧めのハイコストパフォーマンスモデルです。往年の名機AR7やパイプクリーナーの構造を受け継いでおり、低価格でありながら、価格に見合わない性能を発揮してくれます。消耗、成長の著しいジュニアスキーヤーはもちろん、スキーをこれから始めたい、そんな方にも自信をもっておすすめできる一台です。

女性ライダー必見ARWシリーズ

ARVと中身は一緒ですが、女性向けのかわいらしいデザインにて展開しております。
メンズもあえてARWを選んでいただく事も可能です。

普通のツインチップではつまらない”そんなあなたへ。

ヘンリックのシグネチャーが久しぶりのリニューアルとなりました。
伝統的なノーズロッカー&テールキャンバーは健在で、一回り細く、柔らかく、より遊べる一台に仕上がっております。旧アルデンテと24EDOLLOの中間のフレックスとなっており、多くの皆様に楽しんでいただけることでしょう。ヘンリックのようなバター系トリックをより簡単に再現できるかもしれません。

フィルカサボンのシグネチャースキー。彼の異次元な板捌きやプレス系のトリックに魅了されているファンも多いのではないでしょうか。ストリートやパークでのハードライディングに耐え抜く2.5インパクトエッジを搭載。あえてサイドウォールを短くする事で、トップ&テールがソフトで捻れやすくバターやオーリー・ノーリーといったトリッキーな動きを可能としております。ARMADAで最もソフトで遊び心溢れる1台であるに違いありません。サークルフレックスという満月の様に弧を描くフレックスバランスで、想像した動きを現実化してくれます。

ビンディングの重要性。

スキーの性能を最大限引き出すためには、ビンディングも重要です。ストライブシリーズはこの10数年間でワイド化が著しく進む現代のスキーのために開発した最新ビンディングです。キーワードは低重心、軽量、コスパです。どんなスキーに付けたとしても、そのスキーを1ランク良い物に変えてくれます。ビンディングに迷った時は迷わずSTRIVEを‼フリースタイル・フリーライド界きっての話題のビンディングです。

STRIVE16:エキスパートスキーヤーや、DECLIVITYやARV112など剛性の高いスキーと相性抜群です。
STRIVE14:レベル問わずに使用いただける、もっとも中心的なモデルです。
STRIVE12:女性や大人規格のブーツをはくユースライダーへおすすめです。
*STRIVE16&14MNはトゥピースにコバ高さ調整機構のついたモデルで、様々な企画のブーツにアジャスト可能です。

さらにスキーの性能を引き出す”第三のブーツ AR ONE”

AR ONE=ハーフカブリオ(1/2CAB)デザイン
→2ピース(4バックル)&3ピース(3バックル)の要素を融合させた第三のブーツ。

その見た目から「昔からよく目にする3ピースのフリースタイル風な形をしたブーツでしょ。」「パーク専用のブーツでしょ。」と思われる方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、そうではありません。今までに存在したブーツのあらゆる問題点を、ARMADAらしいアイディアと開発力の下、解決したオールマウンテンスキーブーツです。

”AR ONE” 詳しくはこちら

25シーズンより、ハードギアはARMADAでトータルコーディネートすることが可能となりました。

最後に、、、最近のウエア&ポール事情とは。

最近のフリースタイラーは太いパンツに、短い丈のジャケットを身にまとい、長めのポールを持つスタイルが定番化しております。

2018年からのウエアスタイルの変遷の様子です。流行は刻々と変化しますが、それもこのカルチャーの面白味の一つでもあります。25展開ですとUNISEX OUTER WEAR カテゴリー内でのパンツ&ジャケットの組み合わせが最も現代らしいスタイルとなります。カタログも公開しておりますので下部リンクよりチェックお願いいたします。

25-26カタログ公開

”カタログはこちら”

次回予告

次回は、フリースタイルのニュートレンドとなりつつあるショートラディウススキーでの楽しみ方について特集いたします。次回もお楽しみに!

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